ヒノキヤグループ（桧家住宅）の平均年収！1000万稼げる？口コミ・賞与・福利厚生・向いてる人を解説

ヒノキヤグループの中核を担う住宅メーカー「桧家住宅」。全館空調で快適な家を手頃な価格で建てられるハウスメーカーとして定評があります。

しかし、大手住宅企業と比べると情報量が限られているため、「年収は高い？」「働きやすい？」など気になる方もいるでしょう。

本記事では桧家住宅の年収に関する情報や企業概要、福利厚生や向いている人といった情報をまとめました。

桧家住宅に興味がある方や、ハウスメーカーへの転職をお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

桧家住宅の企業概要

設立年	1988年10月13日
本社所在地	東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館
従業員数	連結で2,589名、単体で1,956名（2023年12月31日時点）
事業	住宅事業、断熱材事業、不動産投資事業、リフォーム事業
住宅ブランド	桧家住宅、パパまるハウス、レスコハウスなど
売上高	1,421億
平均年収	467万円

(※2023年12月31日時点のヒノキヤグループ全体の情報です)

桧家住宅は「ヒノキヤグループ」の住宅事業を代表するブランドです。

ヒノキヤグループは、2022年4月には東証プライム市場の上場を廃止し、ヤマダホールディングスの完全子会社となりました。

これによって資本力と経営基盤の安定性が強化され、大手グループならではの強みを活かした事業展開を行っています。

同社は、パターンが決まっている「企画型住宅」をメインに扱っており、1000通り以上のパターンを保有しているため、提案のしやすさや成約の高さに自信があります。

また、すべてのパターン・プランに価格を明記。一般的に価格を隠す業界の中で透明化を進めており、わかりやすい提案が可能です。

充実した福利厚生・長期的に安心して働ける職場環境も整っており、安定性を重視する方にとって魅力的な企業と言えるでしょう。

出典: ヒノキヤグループ公式サイト

桧家住宅の平均年収

桧家住宅の平均年収は、エンゲージのデータによると約409万円（年収範囲：250万円～750万円、平均年齢32歳）です。

一方、ヒノキヤグループ全体の平均年収は約467万円と公表されています。この数値はグループ全体の従業員を含むものであり、桧家住宅単体のデータとは異なることに注意が必要です。

また、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、建設業全体の平均月額賃金は以下の通りです。

• 男性：350,900円　女性：262,600円　平均年齢：43.9歳

これを年収に換算すると、建設業全体の男性平均年収は約421万円となり、桧家住宅の年収は若干低い水準です。

出典：厚生労働省「賃金構造基本統計調査（令和5年）」エンゲージ　ヒノキヤグループ公式サイト

※データは2025年1月時点の情報です。

桧家住宅の職種別年収データ

エンゲージによると、桧家住宅の主要な職種での平均年収は以下の通りです。

• 営業系職種: 約401万円（平均年齢31.9歳）
• 企画・事務・管理系職種: 約367万円（平均年齢30.7歳）
• 建築・土木系エンジニア: 約450万円（平均年齢31.1歳）

これらのデータから、技術系職種の方が他の職種に比べて平均年収が高い傾向が見られます。

一方、営業職はインセンティブ制度によって年収が大きく変動する可能性があり、企画・事務・管理は比較的安定した収入を得られる傾向があると考えられます。

出典：エンゲージ

桧家住宅のインセンティブ制度

ヒノキヤグループの営業職では、業績に応じてインセンティブの割合が粗利の4％～17％まで伸びていく制度を設けています。

【参考年収】

経験年数	月給	業績給	年収
2年	28万	184万円	520万
4年	35万	230万円	650万
7年	40万	760万円	1,440万
9年	45万	1,260万円	1,800万

グループ内・桧家住宅では年収1000万円プレーヤーは全体の15％存在しており、実績がダイレクトに反映される仕組みです。

同社は未経験・中途従業員の割合は70%と高く、経験が少ない人でも実力次第でしっかり稼げる仕組みが整っていることがわかります。

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桧家住宅の口コミや評判

ここからは、桧家住宅で働く社員の口コミをいくつか紹介します。ごく一部の情報のため、あくまで参考程度にチェックしてください。

営業職

勤続5年、現職の30代営業職の口コミでは、「目標が明確で努力次第で高収入が期待できる」という環境が魅力とのことです。

特にインセンティブ制度が充実しており、成果を出せば正当に評価される文化があるようです。

ただし、繁忙期には残業が多くなり、「プライベートの時間を確保しづらい」という課題も挙げられています。

参考：エンゲージ

施工管理職

勤続3年未満、退職済みの20代男性現場監督からは、「業務量が多く、労働時間が長い」との声があり、「社員の負担が大きい」と感じているようです。

一方で、「現場での経験を積むことで、建築に関する専門知識やスキルを深めることができる」との意見もあります。 

参考：エンゲージ

設計職

勤続3年、退職済みの20代後半設計職からは、「手厚い新人研修や上司からのサポートが充実しているため、未経験でも安心してスタートできる」との声が寄せられています。

設計業務に集中しやすい環境が高評価ですが、「部署間の連携が不足している」と感じる社員もおり、トラブル対応に時間を取られるケースがあるようです。

参考：OpenWork

事務職

勤続2年、現職の20代後半事務職からは、「休暇制度が整っており、有給休暇を希望するタイミングで取得しやすい」との意見が挙がっています。

特に女性社員が働きやすい制度が整っている点が評価されています。一方で、「キャリアアップに関する制度や道筋がやや不透明」といった声も聞かれます。

参考：転職会議

桧家住宅の求人例と職種ごとの年収例

桧家住宅では、求人情報が公式サイトにて公開されています（2025年1月現在）。一部を紹介するので参考にしてください。

出典：桧家住宅キャリア採用募集要項

注文住宅営業（ハウジングアドバイザー)

100％反響営業で、展示場に来場されたお客様のニーズをヒアリングし、最適な新築住宅プランを提案します。

営業経験者はもちろん、未経験者や第二新卒も歓迎されています。

元SEや販売・サービス業、事務職、異業種の営業経験者など、未経験スタートの社員が多数活躍中のため、経験が少ない人も安心してチャレンジできます。

勤務地は各エリアにて展開する同社の住宅展示場で、転居を伴う転勤はありません。

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施工管理

木造注文住宅の現場管理を行い、工程や予算、品質、安全を一貫して担当します。

施工期間は1棟あたり100～120日が目安で、慣れるまでは先輩社員の現場に同行して仕事の流れを学びます。

資格取得支援制度もあり、スキルアップが目指せる環境です。

また、年間引渡しにより施工管理職をランク付けし、ポイントによって報酬が加算される仕組みを取り入れています。

設計

営業担当者と一緒に打ち合わせに同席し、意匠設計業務を中心に行います。CADを使用した図面作成も業務に含まれ、建築設計の経験が活かせます。

インテリアコーディネーター（IC）

お客様の理想の住空間を形にするため、内装や色彩の提案を行います。壁紙やキッチン、リビングなどのデザイン提案を通じて、住まい全体を彩るお手伝いをします。

残業時間も少なく、家庭との両立もしやすい柔軟な働き方が可能です。

営業アシスタント

モデルハウスでの受付対応や事務作業を担当します。

来場されたお客様への案内、お茶出し、アンケート集計、データ入力など、営業スタッフをサポートする役割を担います。平日は事務作業、週末は来場者対応が中心です。

桧家住宅の福利厚生

桧家住宅は全国の住宅展示場を中心に事業を展開しているため、勤務地は社員の希望や現在の住まいを考慮して決定されるのが一般的です。

また、社員の働きやすさを重視した多彩な福利厚生が提供されています。主な特徴を見ていきましょう。

出典：桧家住宅キャリア採用募集要項

基本的な福利厚生

• 社会保険完備（健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険）
• 確定拠出年金制度（401K）
• 年休積立制度
• ガソリンカード貸与
• 各勤務地に無料駐車場完備
• 資格取得支援制度（受験料、通学、通信教育など）の一部を会社が補助
• 子ども手当（扶養家族がいる場合に支給）
• 家賃補助制度（規程あり）
• 持家割引制度（自社ブランドの住宅購入に適用可能）
• 福利厚生クラブ「リロクラブ」への入会
• 前職給与保証制度（900万円までの年収を1年間保証）
• カムバック制度（再入社時に在籍時の年収を保証）

研修制度

桧家住宅では、社員が自信を持ってお客様に提案できるよう、研修制度が充実しています。例えば、入社後の商品の特長やラインナップ、仕事の主な流れを学ぶ導入研修がその一環です。

また、太陽光発電や省エネ住宅に関する商品知識を深める全体研修をはじめ、企業コンセプトを共有し、社員同士で意見交換を行う場も設けられています。

また、各展示場の特色やお客様対応について学ぶ実践的な研修も行われており、現場で役立つスキルが身につく環境です。

資格手当

桧家住宅では、業務に役立つ資格取得を推奨しており、取得後は手当が支給されます。以下は主な資格手当の内容です。

• 一級建築士：30,000円/月
• 二級建築士：10,000円/月
• 1級施工管理技士：20,000円/月
• 2級施工管理技士：5,000円/月
• 宅地建物取引士：10,000円/月

休日・休暇

桧家住宅では、年間休日123日（2025年度実績） が確保されており、プライベートを大切にできる環境が整っています。

休暇制度として、年末年始・夏季・慶弔休暇 のほか、年間4日の特別休暇 や 入社半年後に10日付与される有給休暇（その後毎年追加） があります。

また、お客様との打ち合わせなどで休日出勤した場合は振替休日の取得が可能で、さらに職種ごとに異なる週休制度を採用しており、ワークライフバランスを重視した働き方ができます。

職種ごとの週休制度

桧家住宅に向いている人

桧家住宅では、「顧客志向」「協調性」「成長意欲」を持った人が大いに活躍できる環境があります。

これらの特徴を備えた方にとって、桧家住宅はやりがいのある職場となるでしょう。

顧客の立場に立って提案できる人

桧家住宅では、お客様一人ひとりのライフスタイルや要望に合わせた住まいを提案します。そのため、「お客様第一」の姿勢で相手の気持ちを理解し、親身に寄り添える人が求められます。

また、顧客満足度を最優先に考える企業風土があり、自己の利益よりも相手の満足を優先できる人に向いています。

安定した企業で働きたい人

桧家住宅は、ヤマダホールディングスのグループ企業として経営基盤がしっかりしており、安定した環境でキャリアを築けます。

住宅業界の中でも比較的経営リスクが低く、将来性のある企業を求める人に向いています。

また、社風はアットホームでありながら、経営面では盤石な体制が整っているため、安心して長く働き続けたい人にもおすすめです。

チームワークを大切にする文化があり、社員同士の交流が活発な点も魅力のひとつです。

自己成長に意欲的な人

桧家住宅では、ジョブローテーション制度や多様な研修制度が用意されており、社員が自分のキャリアを広げられる仕組みがあります。

そのため、新しいことに挑戦する意欲が高く、自ら学び続ける姿勢が求められます。

例えば、営業職から設計職、さらには管理職へとキャリアアップを目指す人や、自分の専門分野を深めたい人にとって大きなチャンスがあります。

桧家住宅の転職難易度や選考プロセスは？

桧家住宅では、営業職・事務職の場合は未経験者も積極的に受け入れています。意欲やポテンシャルが重視されるため、挑戦しやすい環境です。

一方で、設計職や施工管理職では、専門的な資格や実務経験が求められ、建築士や宅地建物取引士の資格があると選考で有利になる傾向があります。

そのため難易度は中程度といえるでしょう。

選考プロセス

桧家住宅の採用プロセスは、営業職の場合以下のように進むのが一般的です。

同社では、応募後の結果通知は原則として5営業日以内を目安としていますが、応募者が多い場合は遅れる可能性もあります。

スムーズな転職プロセスを希望している方は、転職エージェントを併用するのも一つの方法です。

桧家住宅の年収は約409万円

桧家住宅の年収は、職種や経験によって幅がありますが、約409万円（年収範囲：250万円～750万円、平均年齢32歳）が平均的な水準です。

同業他社と比較すると、大手ハウスメーカーに比べてやや低めの水準ですが、福利厚生の充実度や働きやすさを重視する方にとって、十分魅力的な企業と言えるでしょう。

この記事を参考に、ぜひ転職を検討してみてください。