住宅業界の技術職といっても、「施工管理」と「設計」では求められる資格や業務内容が違います。それぞれの特性を理解した上で、ご自身に合う方向性を見極めていきましょう。
資格がなくても目指せる「施工管理」
施工管理は、現場の職人や関係業者と連携しながら、工事がスムーズに進むよう調整・監督する仕事です。
実務では、調整力や段取りの把握、そしてコミュニケーション力が重要とされており、資格よりも実務での対応力が重視される傾向があります。
そのため、施工管理技士などの資格不要で応募できる求人が一定数存在します。
これから現場経験を積みながら成長していける20代〜30代前半の方であれば、未経験からの挑戦も十分に可能です。
設計職は「建築士資格」が前提
一方設計職では、実務経験とあわせて建築士(二級以上)の資格が求められる求人が多く、資格がないと応募できる企業が限られてしまいます。
間取りや外観など、住宅のデザインを担当する「意匠設計」には、建築士資格が求められることがほとんどです。
資格がない場合は、企業や求人内容にもよりますが、家づくりの基本方針を決める「基本設計」や、それに基づく見積もりや仕様書作成といった工程に一部関わることは可能です。
資格取得に向けた姿勢も評価されます
技術職の転職では、現時点で資格がなくても「現在勉強中」「将来的に取得を目指している」といった前向きな姿勢が評価されることもあります。
また、建築系の学部や学科を卒業している方であれば、実務未経験でもポテンシャルを重視して採用されるケースもあります。
住まキャリは住宅業界特化型転職エージェントですので、資格不要の求人や非公開求人情報も多数取り扱っています。お気軽にご相談ください。