面接後に連絡が遅れると、不安になるのも無理はありません。特に最終面接後は、わずかな沈黙でも「落ちたのでは」と感じてしまう方が多いものです。
社内稟議(りんぎ)とは、内定を出す前に、人事責任者や部門長などが最終判断を行うプロセスで、企業規模が大きくなるほど、関係者が多くなり時間がかかる傾向があります。
「内定の方向で進めている」と伝えられている場合は、企業側としては採用を前向きに検討している可能性が高いでしょう。
とはいえ、稟議の途中で見送りとなるケースもゼロではなく、健康状態や経歴などから、懸念点が出る場合もあります。
内定通知やオファーレターを受け取るまでは油断せず、状況を見守りつつ転職活動も続けておくのが賢明です。
業界特有の事情で、連絡が遅れるケースも
住宅業界、とくにハウスメーカーでは、火曜や水曜などの平日を定休日としている企業も多く、稟議や通知が週をまたぐことは珍しくありません。
また、営業現場の多忙や経営層のスケジュールによって、稟議の進行が予定より遅れることもあります。
さらに、転職エージェントは土日休みの体制が多いため、企業とのやり取りに時間差が生じ、進捗連絡が週明け以降になるケースも実際によく見られます。
通常、転職エージェントでは企業の人事や総務と連携しながら進捗を確認しているので、不安な場合は担当アドバイザーに「状況を確認してほしい」と伝えてみましょう。