不動産営業の平均年収とは?給与を上げる方法とリアルな実情を解説!

不動産営業は、成果次第で年収1000万円、2000万円も目指せる、夢のある仕事です。

しかし、その一方で「ノルマがきつそう」「本当に未経験からでも稼げるの?」といった不安の声が多いのも事実です。

本記事では、そんな不動産営業の年収に関するあらゆる疑問に答えます。

具体的な職種別年収ランキングから、未経験からでも年収をアップさせる方法、そして業界のリアルな実情まで、あなたのキャリア選択に役立つ情報を網羅的に解説します。

この記事を最後まで読めば、あなたが不動産営業で成功するための道筋が明確になるはずです。

目次

不動産営業の年収相場とは

求人サイトIndeedのデータによると、不動産営業の平均給与は月給約29万円で、年収換算すると約351万円となります(2024年11月11日時点、100.5万件の給与報告に基づく)。

一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」による全産業の平均年収は約472.9万円であり、不動産営業の年収は全体平均を下回る結果です。

しかし、不動産営業職では、企業や個人の営業成績に応じてインセンティブが支払われる場合が多く、成績次第で大幅な収入増加も期待できます。

また、住まキャリ編集部が独自で調査した不動産業界の年収は「616万円」であり、全国平均の年収と比較しても高年収になりやすい傾向が見えてきました。

参照:住宅・不動産業界の平均年収、全国平均より最大185万円高い結果に | 住宅・不動産お仕事ナビ【住まキャリ】【スマキャリ】【すまきゃり】

不動産営業の年収はインセンティブによって大きく変動する

先ほど紹介したように、不動産営業の平均年収が約351万円と「想像よりも少ない!」と思った方も少なくないのでしょうか。

ただ、不動産営業は営業パーソンによって年収が大きく異なります。

理由としては、不動産営業は「基本給+インセンティブ(歩合)」という仕組みで年収が決まる会社が多いことが挙げられます。

そのため、成果を上げるほど大きく年収を上げることが可能で「年収2000万円以上」を目指すことも十分可能です。

誰でも高年収を得られるというわけではありませんが、夢のある仕事だといえるでしょう。

参照:indeed「不動産営業の給与」  厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

会社や職種によっても大きく年収が変わる

不動産営業では、会社や職種によっても大きく年収が変わります。

先ほど紹介したように、不動産営業は「基本給とインセンティブ」で年収が決まる仕組みになっています。また、不動産営業の年収はインセンティブによって大きく年収が変わるのです。

インセンティブの制度は会社によって異なりますし、商材によって金額が異なるので、職種によってもインセンティブ額が大きく変わってきます。

より高い商材であればあるほど、インセンティブが高くなる傾向があります。

CA小竹

より不動産営業でより高年収を目指していくなら、高額な商材を販売する職種を目指すことが良いでしょう。

【職種別】不動産営業の仕事内容とリアルな年収ランキング

不動産営業と一言で言っても、業種や分野はさまざまです。選ぶ仕事によって「稼ぎやすい・稼ぎにくい」といった差が生まれる点には注意してください。

不動産営業で稼ぎやすい職種ランキングは、次の通りです。

稼ぎやすい職種
  • 1位:投資用不動産営業
  • 2位:土地活用営業
  • 3位:売買仲介営業
  • 4位:賃貸仲介営業
  • 番外編:自営業で独立

一つずつ順番に解説していきます。

1位:投資用不動産営業

不動産営業の中でもっとも稼ぎやすいのは、インセンティブが高額な投資用不動産営業です。

目安にはなりますが、中古ワンルームマンションを年間24戸販売すれば、年収1000万円に到達すると言われています。

成約金額が増えるほどインセンティブも高額になるため、中には年収3000万円を稼ぐ人もいます。

完全実力主義の会社がほとんどで、経験や年齢も関係ありません。未経験の20代が、10年目のベテランの成績を超えるといったケースも多くあります。

CA小竹

インセンティブが高額な一方で、業務はきついことも覚えておきましょう。

2位:土地活用営業

投資用不動産と同じく、高額なインセンティブを導入しているのが土地活用営業です。

土地活用営業は、地主に対しての提案営業を行います。

具体的な提案例は次の通りです。

  • 土地にアパートやマンションを立てて収益を出すことを提案
  • 空いた土地にかかる税金対策を提案

提案が通れば、1回の取引額が億単位になることも少なくありません。

年齢や経験に関係なく、1000万円以上の年収を目指すことも可能です。また、規模によっては数十億単位の取引もあるため、収入は青天井と言えるでしょう。

CA小竹

土地活用営業は、アポから不動産が完成するまでに1年以上要することも多々あります。長期間じっくり向き合うことで稼げる仕事でしょう。

3位:売買仲介営業

売買仲介営業の年収は、400万円〜600万円前後と言われています。「思ったより少ない」もしくは「年収の幅が大きい」と感じた方がいるかもしれません。

その理由は、売買仲介営業の稼ぎ方が次の2つに分かれるためです。

  • 固定給少ない+インセンティブ多い
  • 固定給普通+インセンティブ少ない

インセンティブが多い会社であれば、売買仲介営業でも年収1000万円に到達可能です。ただし、固定給が少ないので、売上を上げられなければ平均年収を下回ってしまう可能性があります。

一方、インセンティブが少ない会社は安定していますが、平均以上の収入を短期間で目指すのは現実的ではありません。

CA小竹

売買仲介営業で年収1000万円を実現するには、インセンティブが多い会社を選ぶのがポイントです。

4位:賃貸仲介営業

不動産営業全体の平均年収は579万円ですが、賃貸仲介営業の年収は300万円から500万円前後と言われています。

賃貸仲介営業の年収が平均を下回っている理由は、次の2つが挙げられます。

  • 成約単価が低い
  • インセンティブで大きく稼げない

高収入を目指しづらい賃貸仲介営業ですが、メリットもあります。

例えば、飛び込み営業や新規開拓営業を求められることがほとんどない点です。精神的にも肉体的にも負担が少なく、安定した収入を稼げるのは魅力の一つでしょう。

CA小竹

全産業平均年収である472万円超える年収を目指していきたい人に賃貸仲介はおすすめです。

不動産営業で年収アップする3つの方法

転職の際は、ポイントを押さえて職種や会社を選ぶことで、希望の年収アップを狙えます。

不動産営業で年収アップするには、次の3つの方法があります。

不動産営業で年収アップする方法
  • 安定志向か実力主義か?「会社規模」で選ぶ
  • 稼ぎ方に直結!「インセンティブ率」の高さで選ぶ
  • 扱う金額の大きさで決まる!稼げる「職種」で選ぶ

一つずつ詳しく解説していきます。

安定志向か実力主義か?「会社規模」で選ぶ

年収アップを目指すなら、大手不動産会社は有効な選択肢の一つです。

基本給が高く設定されており、福利厚生も充実しているため、安定して高い収入が期待できます。

各社の公開資料を基に年収を比較すると、大手不動産会社の平均年収が他業界と比較しても高いことが分かります。

順位企業名平均年収
1位ヒューリック1,907万円
2位地主1,718万円
3位霞ヶ関キャピタル1,407万円
4位三井不動産1,289万円
5位三菱地所1,273万円
各社の有価証券報告書をもとに作成
CA小竹

大手不動産会社は高インセンティブ率なだけでなく、基本給が高く安定している点も平均年収を押し上げる要因と言えます。

一方で、中小・ベンチャー企業は、インセンティブ率が高く設定されていることが多く、実力次第で大手を超える年収を稼げる可能性を秘めています。

どちらが良いかは一概には言えません。

以下の比較表を参考に、自分のキャリアプランに合った規模の会社を選びましょう。

スクロールできます
大手不動産会社中小・ベンチャー企業
メリット・基本給が高く安定的
・福利厚生、研修が充実
・ブランド力があり営業しやすい
・インセンティブ率が非常に高い
・若手でも裁量権が大きい
・成果が給与に即反映される
デメリット・インセンティブ率は比較的低め
・年功序列の風土が残ることも
・選考の競争率が高い
・基本給は低めの場合が多い
・教育制度が整っていないことも
・会社の安定性に欠ける場合がある

稼ぎ方に直結!「インセンティブ率」の高さで選ぶ

インセンティブ率は、不動産会社によって大きく異なり、一般的には売上の5%から15%ですが、中には30%を超える企業も存在します。

年収をアップさせるには、なるべくインセンティブ率が高い会社を選び、売上を上げていくことが最も重要です。

ただし、インセンティブ率を公式HPなどで公開している企業はほとんどありません。

CA小竹

高いインセンティブ率の会社を見つけるには、以下のアクションが有効です。

  • 求人票の「年収例」を確認する
    「年収例:1,500万円/28歳(入社3年目)」のような具体的な記載は、高いインセンティブが期待できる一つの指標になります。
  • 面接で直接質問する
    「インセンティブの具体的な算定方法について教えていただけますか?」と確認しましょう。明確な回答が得られる会社は、給与体系の透明性が高いと言えます。
  • 不動産業界に特化した転職エージェントに相談する
    転職エージェントは、一般には公開されていない各社のインセンティブ率や給与体系の内部情報を持っています。効率的かつ確実に情報を得るなら、エージェントの活用が最もおすすめです。

扱う金額の大きさで決まる!稼げる「職種」で選ぶ

不動産営業の中でも、特に高年収を狙えるのが、扱う金額の大きい不動産投資営業と土地活用営業です。

なぜなら、インセンティブは「売上金額 × インセンティブ率」で決まるため、元となる売上金額が大きければ大きいほど、得られる報酬も高額になるからです。

どちらも給与形態は、固定給が低くインセンティブ率が高いことが一般的です。

実力次第ではありますが、数千万円〜数億円の物件を扱うこれらの職種は、年収1000万円、2000万円を目指すための最短ルートと言えるでしょう。

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不動産営業の年収が高い理由3選

不動産営業が、他の業種と比べて年収が高い理由は次の3つです。

不動産営業の年収が高い理由
  • 商品単価が高いから
  • インセンティブがあるから
  • 利益率が高いから

売買で扱う不動産では数百万円や数千万円、場合によっては数百億円という金額が動きます。

そのため売上金額が大きくなるほど、インセンティブが高額になり年収も高くなる傾向があります。

例えば、報酬が1%だった場合、1億円のマンションを売れば100万円のインセンティブを受け取れる計算です。

また、不動産は一般的に仕入れ金額と販売価格の差が大きく、利益率が高いのも理由の一つです。

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企業として利益を確保しやすいビジネスモデルであることや、在庫を抱えるリスクが低いことが業界全体の年収を押し上げていると言えます。

不動産営業に向いてる人の3つの特徴

理想の年収で稼いでいくには、その仕事が自分に向いているのかというのも大切なポイントです。

不動産営業として向いているのは、次の3つの特徴がある人です。

不動産営業として向いている人
  • 人と関わるのが好きな人
  • 忍耐力がある人
  • フットワークが軽い人

一つずつ詳しく解説していきます。

人と関わるのが好きな人

不動産営業は、物件を買いたい人・借りたい人、物件のオーナーなど幅広いお客様と接しなければなりません。

お客様の要望を聞き、適切な提案ができるコミュニケーションスキルが求められます。安心して契約してもらうためには、相手目線に立った細やかなコミュニケーションが必要です。

また、土地活用営業や注文住宅営業のような長期スパンでのお付き合いをする職種の場合、お客様から信頼されるスキルがあるといいでしょう。

忍耐力がある人

契約を勝ち取るまでの過程で、プレッシャーやストレスを感じることがあります。お客様との商談や交渉だけでなく、上司から厳しい指導やノルマの負荷もあるでしょう。

不動産営業は稼げる金額が大きい反面、契約を勝ち取るまでの道のりは簡単ではありません。

しかしその分、契約に結びついたときのやりがいは大きいと言えます。契約までの過程を耐えられる人や、給料をモチベーションに辛さを乗り越えられる人は、不動産営業に向いています。

フットワークが軽い人

不動産営業は商談場所や物件への移動が多く、お客様からの急な要望もあるためフットワークが軽い人は向いています。

ライバルが多い不動産業界では、お客様からの問い合わせに迅速に対応することが求められます。優先順位を間違えて行動した結果、他社に奪われてしまったということも少なくありません。

相手に合わせた柔軟な行動や、スピーディーに対応できるフットワークの軽さが必要と言えます。

不動産営業の年収についてよくある質問

最後に不動産営業の年収について、よくある質問をご紹介します。

不動産営業の年収でよくある質問は、次の3つです。

不動産営業の年収でよくある質問
  1. 20代でも1000万円稼げる?
  2. 不動産営業は稼げるけどきつい?
  3. 不動産営業には資格がいる?

一つずつ詳しく回答していきます。

1.20代でも1000万円稼げる?

インセンティブ制度次第ではありますが、不動産営業なら20代でも1000万円稼ぐことが可能です。

不動産投資営業のようなインセンティブ率が高く、実力主義の会社を選べば、年齢に関係なく年収1000万円を目指せます。

特に、動く金額が大きい不動産を扱っている場合は、ある程度の成績を残せば年収1000万円も夢ではありません。

ただし、不動産会社は、年功序列の制度が残っている会社が多いのも実情です。入社前には、会社の給料形態を忘れずに問い合わせておきましょう。

2.不動産営業は稼げるけどきつい?

不動産営業は「きつい」という意見があります。

令和4年上半期雇用動向調査結果の概況によると、不動産業の離職率は、調査対象の16業種中7番目です。

不動産営業以外の部門を含めたデータですが、離職率はやや高いと言えます。

きついと感じて離職する人ばかりではありませんが、ラクな職場とは言えないかもしれません。

きついと感じる理由は、以下のようなものがあります。

  • 毎月ノルマに追われる
  • 休みが取りづらい
  • 成果主義

しかし裏を返せば、自分の頑張り次第で、年収アップや自分の裁量で働ける魅力があるということでもあります。

ストレスを感じつつも、やりがいを大いに感じられる仕事とも言えるでしょう。

令和4年上半期雇用動向調査結果の概況|厚生労働省

3.不動産営業には資格がいる?

不動産営業は専門的な知識が必要ですが、資格は必須ではありません。しかし、資格を持っていないとできない業務もあるため、取得しておいた方が良い場合もあります。

不動産営業で取得しておいた方が良い資格は、以下の2つです。

  • 宅地建物取引士(宅建):営業から重要事項説明まで一貫して対応できる
  • FP(ファイナンシャルプランナー):金銭面で専門的なアドバイスができる

資格を取得することでお客様に適切な対応ができたり、資格手当がもらえたりと営業活動や収入面でプラスに働きます。

もちろん資格を取得したからといって営業成績が上がる訳ではありません。ただし、専門的な知識が深まることで、お客様からの信頼を得やすくなる可能性があります。

不動産営業の武器として、資格取得を計画に進めていくのもいいかもしれません。

資格については以下の記事に詳しくまとめていますので、参考にしてください。

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まとめ 不動産営業で年収アップを成功させるために

不動産営業は、インセンティブ率が高い職種を選べば、年齢や経験に関係なく高収入を目指せます。

一方で、高額な不動産を扱う職種は大きなやりがいがある反面、仕事がきついと感じることも少なくありません。

だからこそ、年収アップを成功させるためには、「自分に本当に合った会社・職種は何か」を慎重に見極めることが何よりも大切です。

とはいえ、

「自分に合う会社がどこかなんて、どうやって探せばいいんだろう…」
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この記事を書いた人

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